7月6日 青龍會 舞踏稽古を見学
友達の知恵ちゃんを通じて何年も前から少しづつ見てきた福岡青龍會の舞踏公演。舞踏の事を感覚でグッと感じられるようになったのが今年に入って、2月のアトリエ公演からでした。
はじめはとてもカメラなんか出せる雰囲気ではなくて、でも、少しずつ許可をいただきながら(たまに事後承諾になったりもしつつ)あの静寂の中カメラを取り出せるようになってきました。っていうかがまん出来ないって言った方があってる感じで。
この日は次週のアトリエ公演に行けなさそうだったので一度覗いてみたかった稽古の現場に見学させていただきました。
(写真はクリックすると見やすい大きさになります)
まずはストレッチから、
「遊体運動」?「流体運動」?そんな風に聞こえたけど、気の流れを感じてそれに肢体を任せるというような運動でした。これにはびっくり、見てるだけで気持ち良くてずっと見ていたかった。特に先生は格別すごい!!
そして公演前の個人練習(音響・照明付き)
【まずは舞踏家・中西円香さん】
いつも公演でお手伝いに回っている時とは全く違う顔!(これは舞踏をされる大多数の方に言える事なんだけど)。
衣装も舞踏が始まる前に見た印象では「妖精とか10代の少女みたいな感じだなー」とか思っていたけどステージが始まるとまた違って見えてくる。
顔つきもぐっと主役の顔に変わる。小さな体にぐぐっとパワー場みなぎって、これにはちょっとビックリした。本当にすごい。
最後に象徴的な何かをひろいあげました。
【次は舞踏家・白川麻衣子さん】
彼女は出番のない公演などでお手伝いにまわっている時でもオーラが漏れています(私にはそう感じました)。本人はそのつもりなくても。彼女の雰囲気は、何だろう、これは少し特別な特殊なものだと思う。
「彼女の写真(ポートレート)撮りたい!」と私は思ったのだけど、やはり他の人も同じ事を思うらしく結構モデルの役を果たす事は多いようです。
自分を個体として「見せる」っていう方面にすごく能力がある様な気がします。また、長い手足や身体や顔立ちなんかもそれに適していて、そういう所も美しいです。
自身でも自分についてとにかく探っている感じ、そういう感じもとても魅力的です。
ちょっと照明が暗めの演出でで粒子の荒い写真になってしまいました。なかなか難しい。
うーん、もっともっと良く撮れたはずなのでちょっと悔しい。またチャレンジしたい!
円香さん、麻衣子さん、ブログへの 掲載を快く承諾してくれて本当にありがとうございます。本当に励みになります。他の方も撮らせてもらってもっともっと掲載したい写真があるるので、次回お会いできたときに承諾が得られたらいいな・・・、また是非見に行きたい。
【最後に先生・・・】
掲載許可お尋ねしていないので、この写真(掲載していいかな・・・)、いつもはウェディングドレスで見えない下半身の動きをみる事が出来て、その動きの美しさはこの上なく、上半身と下半身の繋がりというか何というか、本当に素晴らしかったです。
最後にみんなで円になって感想やアドバイスを言いあう。
私も交ざらせてもらった。
そしてなんと私の事まで感想を言っていただいて、シャッター音が気にならない、いつ撮っているか分からないくらいだそうで、やはり静寂の中でのシャッター音を気にしていた私にとって勇気づけられる言葉だった。
他には安心感がある(威圧感がない)というような言葉もいただき、これは私が女である事、一応母であることも大きいかと思った。いいこともいっぱいあるんだ!
先生の言葉で「公演はその場のみんなでつくるもの、観客も出演者も引き込み合ったり、反発し合ったり、全ての事が影響し合っている」(意訳ですが)と言われて、今日の観客は私一人だったんだけど(なんて贅沢!)私もその場に居れてその場を作り上げた一部なのかもと思えてすごく嬉しかったです。
橘 ちひろ