[写真 メモ]

2017.07.13再開。

雑記

こないだ久々に屋根裏獏に行って娘とお茶しました。

そして、置いてある写真集をあれこれ見て、福岡の写真情報誌を手にし、アクロスによって九産写真学科のフォトクリエイティブ(撮影・作品作りのコース)コースの写真展見ました。

本当、分かりやすい行動(笑) いいの。

 

思い返せば、15年くらい前?私が在籍していたのは写真学科といえど、イメージコミュニケーションというクラスだったので、カメラを購入して写真の仕組みの基礎はならったけど撮影の方法を学んだり撮影してその作品が表現としてどうだとかはあまりなく、どちらかというと製版やPCでの編集作業などがメインだったわけです。自分の専門の方面がすごく苦手でなかなかPC用語を理解できなくて。いまだにPCは感覚でしか扱えないです。ちょっとフォトのクラスに憧れがありました。かといってコースを変える勇気もなしって感じで。

でも大学生活はめちゃくちゃ楽しくて、コースの割にはカメラ毎日扱っていた方だったし、特に3年生からゼミに入ってからは英語の文献探しに図書館に通うようになりたくさん写真集を見たし(文献探しは?って感じだけど)、卒業研究は好きな作品を作ってよかったし暗室使い放題だったし。

で、卒業研究、私は、回りの人達を撮影させてもらいモノクロームの写真集を作りました。撮影し、暗室で現像・プリント、マックに取り込み製版、がんばったなー。大学時代をちゃんとまとめられるようなものが出来たと思うし、何より写真集作ることではじめて自分から知りたい・上手になりたいって思えた上で作ったのでなかなかの充実感を得れました。

長く続けたことってそれまでは小学校5年生から高校まで続けたソフトボールというスポーツくらいだったんだけど、スポーツとしては楽しかったけどそれは所属する事で自分に規制を作り身体を鍛え毎日真面目に通うって事が主だった気がする。きついからって部活をやめる度胸もなかったし、自分からーってほどではなかったような。でも回りの人はもっと意識高くスポーツをしていたのかもなぁ。

 

で、そんなことを思い出しつつ、アクロスに行ったんです。

写真展はすごく面白かった。写真の事を夢中で考えている事が伝わってくる人もいれば、他の好きな事に夢中な事が伝わってくる人もいて、(それも写真には表現できるので余計に面白い)

3人の人が印象に残ったんですが一人は同世代のきれいな女の子たちの顔を主にしたポートレートを撮ってた人。見せ方も撮り方も今の風潮が感じられて。

もう一人は早朝の空気感を撮っていた人、好きなタイプだから。

でも最後に見た個性的な女性二人の写真を撮ってた人はちょっと違った。思い切りようが違うし、インパクトも・・・。

で、ずっと何が違うんだろうって思っていて、その違いを表す言葉を考えていたんですが、昨日図書館で借りた写真雑誌(昨年のバックナンバー)読んでて「木村伊兵衛写真賞」の審査委員の方の言葉に「プロとアマの違いの一つに『凄み』の有無がある」というのがあってこれかなっと思いました。『凄み』かー、なるほどなぁ。

その方はまだ学生さんだけど違う感性と度胸をもってるのかなー。これから活躍する方に進む可能性だってあるわけだし、と、おじちゃんが高校球児見るような目線をむけてみる。

 赤坂のワインバーで個展をするとDMがおいてあったので行ける日があればこっそり行こうと思ってます。ワインだし。ワインだし。

 

木村伊兵衛賞今年の受賞も決まりましたね。

カメラを使わなくなってしまってから去年まで写真の話題なんか知らんぷり、本屋の写真集コーナーなんか何となく避けて通っていた自分のくせに、

やっぱり木村伊兵衛賞ファンです!(ミーハー)

野村佐紀子さん(選考には入ってる?)や植本一子さんもそのうち受賞するのかなー。っとか、勝手なことを。