「光をあつめる作業」・・・すごいなーと思った映像の話。
チャラは昔からなじみが薄い。
というよりかは、あんまりに女性の感情むき出しで、自分にはついていけない感がどうしても。
ほかの回りの女の子たちが好きなら、自分は、まぁいいかー。とか、
皆にお任せしとこう。みたいな。
そんな感じなんだけど、
まぁでも、世代だし、全体的によく聞いたし、街でかかっているとやはり嬉しくなる。
でも、今回、このMVの映像が本当に素敵だと思います!元々曲がいいなと思っていたのだけど、出来上がった映像はさらに素晴らしかった。
こんなにたくさんのアイディア、映像監督が出すのだろうか。
それとも満島ひかりと一緒に作り上げたのか。
すごい。なんというべきか。乙女チックでもあるし、でも、やっぱりこのトーンのクールさは男の人かなと思う。根拠はない。
例えば同じセット同じ内容で蜷川実花が作っていたらあっても全然違っていただろうし。トーンはもちろん、間とか。あたりまえか。(そして蜷川実花くらいしか思いつかない自分、どうにかしたいけど。)
監督の山田智和さんって方気になって調べたら。若い。そしてほかの動画見て一瞬リオ五輪の、あの「東京は夜の7時」みたいなの作った映像の人かと思って、一瞬身構えたけど、違った。(なぜかほっとした)。でも、あの冒頭の渋谷交差点の女子高生映像って、この方の代表作に似ている気がした。
ちなみに、これはすごく刺激的な記事でした。
山田監督「満島さんとそこにある光を集める作業はとても幸福な時間でした。」
なんかもう。↓
以下、この映像のメモ。
全体を通してニューカラー時代みたいな雰囲気の色調。フィルムチック。
光と影を意識的に作っている、あと、反射や透けを含めた、光遊び、影遊びをたくさん詰め込んでいる。
コントラスト高め。でもにじみがあるから(フィルム調なので)優しい色調に収まっている?
場面場面で色調とトーンがまとまっている。
時折 画角が崩れたり、不安定さ。
寝起きのベッドのシーン、意外性のある黒、花柄のファブリックス、Tシャツのブルー、雑誌・書籍のブルー。朝の光(直射日光)の再現。
イチジクの赤。
からの、着替えたトレーナーの赤。
濃いメイクに紫のシースルーっぽい衣装。
鏡をみる。からの、鏡で反射してスポットを作り、活けた花の影を作って遊ぶ。
ペパーミントグリーンの壁面と淡いピンクのセーター&ショーツ。古めかしいキーボード。
真っ赤な壁面。ジーンズ+白Tシャツ+赤とピンクの摘んだような花。コントラストきつめ。
赤壁面に深いグリーンの古臭いソファ。端に細長いスポット、手・足。・かくれんぼ的な。
白レースカーテン、無邪気に遊ぶ。影。半透明。
透明の花瓶に入れたグリーン。ガラスと水の光の反射が顔にかかる。
赤セーター、ザクロ、水槽、水の反射の揺らぎ、水に投げ入れる。
白壁に、きちんとメイク、普通のポートレート的光。
透明の瓶に一輪のガーベラ。
回想シーン、ピンク服、テーブルでふざける、水色のテーブルクロス、かぶって隠れる。
リアルタイムに戻る 、椅子を引く。
一番心をつかまれたのが 寝起きのベッドのシーン。朝日(直射日光)と枕、ベッドカバー、Tシャツ、マガジンなどの色のセレクトでした。最近雑誌などを見ていないので流行などはいまいち分からないから、そういう感じが流行っているのかもしれないけど。とてもびっくりした。すごすぎる。
明日は初めて被写体活動をされている方を撮る。とても楽しみ。
お友達でとても大人な方(年下だけど!)なのでそんなに緊張しないでできそう。
わくわくする!
おしまーい。